小田原家紋散策

先日、所用があり、小田原へ行ってきました。
小田原へ行くのは久しぶりです。多分、20年ぶりくらいでしょう。

小田原といえば、戦国大名・後北条家の城下町として知られています。街には、「新・北条五代記」を大河ドラマにしようという運動があるらしく、そういった意気込みが感じられました。
ご存知、北条家の家紋は北条鱗です。街のあちこちで、北条鱗をみかけました。
例えば、駅の改札のすぐ脇の駅弁屋さん、駅前繁華街入り口にある魚介丼の「魚河岸 でん」さんにはさりげなく、北条鱗が見えます。
そして、駅前商店街の天井には、北条鱗(後北条氏)をはじめ、阿部鷹の羽(阿部氏)折敷に三の字(稲葉氏)や大久保藤(大久保氏)など、小田原城歴代の城主の家紋が並んでいて、歴史ある城下町ならではの趣向が凝らされていました。
こういった、歴史マニア向けの、”気づく人には気づく”演出というのは本当に嬉しいものですね。

さらに、足を伸ばして、市内の成願寺にまで行って来ました。ここには自民党所属の衆議院議員・河野太郎氏の祖父・河野一郎氏、そして大叔父に当たる河野謙三氏の墓があります。僕は、以前より、この河野家は、河野一族の標準的定紋、つまり折敷に三の字紋だとばかり思っていたのですが、墓に行って見ると丸に内に三つ引両紋。
三の字と三つ引きは類似しているので、いつの時代にか変ったのではないかと想像されます。有名人の家紋のページも訂正しておきたいと思います。

まさむね

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